ウルトラマンデッカー第1・2話 デッカーは王道?トリガーの失敗を回収できるか… 新監督武居正能とは?

2022年7月19日

さて、ウルトラマンデッカーの第2話が放送されました。「デッカー」というタイトルからね、どんなウルトラマンになるのか?いろいろと話題性を感じていたわけですが…
ついに、はじまりましたな。

第2話の放送にて、スケット怪獣としてミクラスが登場!新兵器ガッツホーク出撃!…も語りたいところですが…

「ウルトラマンデッカー」いい!

最後に剣でとどめをささない!すばらしい!

最近のウルトラマンシリーズでは、必殺光線で怪獣を吹っ飛ばす方がめずらしくなりましたな…

初代マンのスペシウム光線にはじまり、必殺光線で最後に相手をふっ飛ばすということは、ウルトラマンのお家芸だったわけですが…

 

必殺光線で怪獣を吹っ飛ばすというところですな…

初代マンのスペシウム光線にはじまり、必殺光線で最後に相手をふっ飛ばすということは、ウルトラマンのお家芸だったわけですが…

 

ここ最近の剣で倒すパターンが増えていましたな…

デッカーと同じ世界観の、前作トリガーは第1話からサークルアームズという武器を使って戦っていましたね。

https://twitter.com/azh9nWl0S3npeLC/status/1440355213777375234?s=20&t=Nu5iZWj5L4sLCl-wUcrPWw

 

この記事では、前作「ウルトラマントリガー」をふり返りながら、新作「ウルトラマンデッカー」に対する期待を第1話、第2話の感想を交えながら語っていきたいと思います…

 

トリガーがティガの伏線回収で●●化してしまった感

「ウルトラマントリガー」は…

2021年ウルトラマンティガ25周年を記念して、ストーリー冒頭からティガの平行世界を期待させる物語でした。トリガーの内容については、ぜひ、円谷イマジネーションなどで全話観てもらいたいのです。

ティガも3月に全話サブスクで観られるようになっているので、併せて観てもらいたいですな。
トリガー放送開始時は、第1話の完成度が高くて、ティガファンの盛り上がりはすごかったですね。

 

個人的な印象としては、闇の3巨人がかなり存在感が強かったですね。そもそも、闇の3巨人は映画「ウルトラマンティガTHE FINAL ODYSSEY」が初登場の、テレビ本編とは関係のない設定でした。テレビ版では、炎魔人キリエロイドの予言者と被っちゃうので、ティガファンの間で色々と話題となる部分です。

 

喋らないウルトラマンとオープニングからティガのオマージュにファンは、原点回帰と期待したのですが…

※詳しくはYouTubeにて!

Z〜トリガーにかけて、世の中は●●●の流行でドラマ撮影とか大変だったんですよね。

そのせいか、3話ごとに総集編が入るような、進行のしかたでしたな。

特撮界隈でも、撮影が中止になったりと色々問題ありましたね。制作スタッフがのぞんだ環境がととのっていなかったのではないかとも思ったりします。

私、ウルトラマンティガはど世代なんですけど…ティガのあの90年代のオカルトブームと、ハリウッド映画の影響を受けた、当時の円谷スタッフがかなり頭を突き合わせて作った、実験的な作品を復刻するのは、かなりハードルが高い感じがしました。

クライマックスが、キャラクターを中心に物語が進行したのが、残念だったかな…というところと、やっぱり旧キャスト陣にカメオ出演でもいいから、出てもらいたかったですね。

 

ウルトラマンデッカーからニュージェネ変わる?

ウルトラマンニュージュネレーションの二大巨頭

田口清隆氏がウルトラマンZを、その後、坂本浩一監督がメイン監督をつとめました。

田口監督と坂本監督は、ウルトラマンニュージュネレーションを支える大黒柱ですな。

お二人とも、好みの演出がありますからね。怪獣を軸に物語をつくる田口監督に対して、YouTubeで配信している「ギャラファイ」のようにウルトラマンの派手なアクションを撮りたい坂本監督…共通してキャラクターに重きをおきたいタイプですね。

この2大監督の演出がウルトラマンニュージェンレーションのカラーをつくってますな

ウルトラマンニュージェネレーションに対してのファンの賛否両論については、おいおい動画化していこうとおもうのですが…現在、新規路線よりも原点回帰の方に舵をとっている感がありますね。

 

「ウルトラマンデッカー」のメイン監督をつとめる武居正能さんは、「シリーズの王道的なストーリー!」を目指すとインタビューで答えています。

 

第1話放送後に、「ウルトラマンダイナ」のメインライター長谷川圭一さんも「王道ウルトラですね。」とコメントしています。

 

何をもって王道なのか?という部分が気になるところではありますな…

そこで、「ウルトラマンデッカー」の第1・2話のあらすじと感想をみていきましょうか…

 

第1話 「襲来の日」

ウルトラマンダイナのシリーズを通して敵として現れる「スフィア」が地球に襲来…もう、この辺りは、デッカーはダイナの物語を踏襲する作品ということや、前作トリガーの流れから、ほとんどのみなさんが想定していた通りの流れだと思います…

登場する主人公の名前も「アスミ・カナタ」とダイナの主人公「アスカ・シン」からきているのであろう…そこは、トリガーと同じような感じですな。

 

主人公が勇敢な行動によって命をおとしそうなところに、ウルトラマンが現れて融合して復活する、という展開は、「ウルトラマンの王道的ストーリー」であります。

 

さらに、第2話の時点でウルトラマンは喋ったり語りかけたりしていないですよね。

喋らないウルトラマンがめずらしくなってきているので、原点回帰によろこぶファンが多いですな。
原点回帰といえば、光線技で最後に相手を倒すのも、うれしいですね。

 

第2話「決意のカナタ」

ダイナ同様に、訓練生時代をえがくストーリーに喜ぶ声がありますね。

https://twitter.com/ua98029726/status/1545737446825926656?s=20&t=Nu5iZWj5L4sLCl-wUcrPWw

他の隊員と衝突して喧嘩したりする熱い人間ドラマもダイナでお馴染みですな。

 

隊長が一騎討ちな感じで出撃するというところが、ティガやダイナっぽいですね。

ガッツホークを操縦するスーパーAIとして…ダイナのマスコットキャラ「ハネジロー」を受け継ぐ新キャラクター「HANE2」が初出演します。

どうですか?これ見たら、もうみんなスターウォーズのこれを思い出しますよね?

 

ファンの間ではハネジローは、ポケットモンスターの「ピカチュウ」をオマージュしたキャラクターといわれており…さらに、スターウォーズときたところがおもしろいですね。

 

ちなみに、ポケモンの生みの親、石原恒和社長と、スターウォーズのジョージ・ルーカスは円谷に影響を受けて、作品にオマージュした事は有名な話です。

かなり、コアな話題ですな…

 

そう、トリガーとデッカーは、ティガとダイナを知っている人が楽しめる物語になっています。ここが、少しネックな部分なのですよね。もちろん、はじめて観るひとも十分楽しめる作品ではありますが、賛否両論わかれていますよね。

 

円谷プロとしてはウルトラマンニュージェネレーション企画をおしすすめたいので、あくまでニュージュネヒーローとしてデッカーの物語は進んでいくのでしょうな。

 

今後の展開の希望と予想をすると…

セブン55周年、エース50周年、サーガ10周年という事で、もしかしたらコラボがあるかもしれませんね??円谷プロのことですから、宮澤佐江さんがキャスティングされたからには、何かしら意味があるかもしれませんね。

おそらく、あの方は絶対登場するでしょうな
はい、ほぼ120%で出る可能性はほぼあるでしょうね。

 

正直なところ、TDG作品をなぞるだけでなく、Zにならぶ、人気シリーズになってもらいたいので、いろいろと新しい試みにチャレンジしてもらいたいですな。