【ウルトラセブン|第29話|ひとりぼっちの地球人】ウルトラセブン逮捕!?売国奴?未成年と交際?

 

「ソガくん」って、可愛いアンヌの名シーンじゃないですか…❤︎ところで、売国奴ってなんですか?

 

プロテ星人の地球侵略に手を貸してしまった、地球人の助手「一の宮」は、物語では直接的に「売国奴」という言葉で非難されませんでした。しかし、地球人なのに宇宙人の手伝いをすることは、はたして…

 

結果として、一の宮は自分のした事に罪を感じたのか、プロテ星人と運命をともにしましたな。

 

私ね…今回の敵となるプロテ星人は、北・中・露のようにおもえるんですよね?

 

ええ〜ミエティさんどうしちゃったんですか?…いまの世界の状況で、そんな恐い国の話したいなんてヤバいですな?

 

というか…セブンとは関係なくないですな?

 

「一の宮」は、地球をなぜ捨てて、プロテ星に行こうとしたのか?ストーリーには、セブン放映当時の…恐い世界の歴史があります。

 

そして、令和に即位した天皇がウルトラ好きであり、母校の学習院大学と「ひとりぼっちの地球人」の有名なエピソードを紹介します。

 

あらすじ

京南大学の打ち上げた科学観測衛星は、宇宙人のスパイ衛星である事が判明する。

開発者の仁羽教授の正体は、プロテ星人であった。

しかし、助手の一の宮は地球人でありながら、宇宙人の仁羽教授を庇うのであった。

ところが、一の宮はプロテ星人の地球侵略に利用されていただけと知り、絶望する…彼のとった行動とは?

 

その143 ソガのフランスカーに乗るセレブJD

 

JDとは、女子大生をローマ字表記としてよぶ、JKみたいな隠語ですな。

 

そんなどうでもいい解説いいです。ワイアール星人の名前の由来じゃないんですから。

 

「ひとりぼっちの地球人」で衝撃が走ったのは、ソガの彼女が女子大生ということですな。ハ・ン・ザ・イだ…

 

19、20歳の若い彼女…25歳のソガ君には、ちとまずいんではないですかな?

 

どうなんでしょう?晩婚化が進む現在の常識では、いささかロリ疑惑が出てしまいますが…昭和では、婚期がはるかにずっと早かったと思いますので、健全な話なのかもしれませんね。

 

多忙極まりない地球防衛軍エリートのウルトラ警備隊隊員が、女子大生とどこで知り合ったのか…非常に気になりますな。

 

まったく、オヤジという生き物は…

 

一つあるファンにささやかれているのが、ナンブ・サエコが乗っている真っ赤なオープンカーがフランス車である事です。

 

右ハンドルですが、外車だったのですな?ブルジョアですな。

 

ああ、セレブって事ですね。私、車の事は詳しくないのですが、ルノー社から生産された「カラベル」という車だそうです。

https://minkara.carview.co.jp/userid/1522223/blog/40158949/

 

高級外車に乗ってる女子大生彼女って…もしかしたら、ソガもサエコも、親同士名家だったりするかもしれませんな。

 

裏話では、初期の脚本内では、サエコはソガの妹という設定でした。

 

そうなれば「ソガ君❤︎」の名シーンは生まれなかったですな。名家といえば、ロケ地であり、ジオラマでも再現されていたピラミッド校舎は皇族の子息が通う「学習院大学」でしたね。

 

 

その144 今上天皇は大のウルトラ好きだった!?

 

令和に即位された天皇は、少年時代、新聞に取り上げられるくらいウルトラ好きであるのはご存知ですか?

 

え?いまの日本の天皇陛下の話ですか?

 

デパートで「怪獣図鑑」を買ったと新聞記事に残っています。この「怪獣図鑑」とは…最も初期に発売された、ウルトラマンの怪獣図鑑の事です。

 

天皇陛下を身近に感じられるエピソードですな。

すごい…セブンと写真撮ってる…ウルトラアイをつけている…ああ…感動しますが、どういう状況なの?

 

学習院大学のこのピラミット校舎…劇中ではセブンが倒れて、見事に破壊してしまっているのですが…現実では2008年に老朽化にともない解体される事になりました。

 

なんとピラミッド校舎解体を偲んで、ロケと特撮再現をした「ひとりぼっちの地球人」が上映されたそうです。

 

監督の円谷一も学習院卒という縁もあったりするそうですな。

 

そこで、このセブンといまの天皇とのお写真。学習院卒であり、ウルトラ好きの当時の皇太子殿下は、上映会後に記念講演をされたとか。

 

「ソガ隊員、アンヌ隊員、懐かしいですね。」

あれ?モロボシダンどうした?(汗)

やっぱり、「ソガ君」な回だったのですよ。天皇陛下も愛するウルトラセブンですが…恐ろしい政治的メッセージがかなり濃い話が、この第29話です。

 

その145 セブンの敵は…ソ連?アメリカ?

 

ウルトラおやじさん、私ね…シリウス系第7惑星プロテ星は、最近のテレビで聞く、気になる国、北・中・ロを連想させるように思えるんですよ。

 

侵略のイメージが重なるということですか?

 

ロシアは昔、ソビエト連邦という国で、現在戦争をしているウクライナを含む、東ヨーロッパに大きな国として存在しました。そして…

「全ての人が平等なパラダイスな国を作りたい…」という社会主義という国の仕組みを考えました。社会主義は世界中で運動が流行しました。

現在恐ろしいイメージのある北朝鮮も、セブン放映の60年代に「地上の楽園」として、社会主義に憧れる朝鮮半島に由来のある若者たちなどが日本を飛び出しました。

 

地球を脱出したい思いにかられた「一の宮」…社会主義への幻想を抱き、激化する学生運動を隠喩して、大学のキャンパスを舞台にドラマをえがいたのではないでしょうか?

 

侵略者の手が加わったスパイ衛星って…海外製品による情報の流出…宇宙産業の競争の激化…2022年、現実的な時代になってきましたな。

核兵器反対の「超兵器R1号」にならんで、侵略とは武力だけでなく、若者にフェイク情報で幻想を抱かせ、洗脳する事で可能だと「ひとりぼっちの地球人」は、これからの時代を考えさせられる深い物語ではないでしょうか。

 

ちなみに、コアなファンの間でいろいろと語られる、有名プロデューサー橋本洋二は、この第29話から参加して、「怪獣退治の筋書きだけでなく、人間が前に出ている」と作品を評価したそうですな。

 

橋本洋二Pの逸話については、ウルトラを語るうえでは話したいことはたくさんあるので次回に回します。

 

という事で、今回の動画は以上です。

ウルトラセブンを煙に巻いて、倒される事のなかったプロテ星人の人間体を演じた、ウルトラ最強の宇宙人役?成瀬昌彦については「第四惑星の悪夢」にとっておこうと思います。

 

「栄光は誰れのために」は、ライダーマンの山口豪久がゲスト出演ですな。

https://twitter.com/ri7FajAFsyoKov7/status/1511359283392573446?s=20&t=FINomUxYny4LHSHs5lREig

 

お楽しみに!